第221回北京日本人学術交流会のお知らせ‏

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みなさん
お世話になっています。
山口直樹@北京日本人学術交流会です。

第221回北京日本人学術交流会では、中日関係史副会長の高海寛先生に「新中国の鉄道建設に貢献した日本人たち―天水における日本人鉄道技術者の活躍と戦後日本における天水会の活動」というテーマでお話しいただきます。
今回お話しいただく、高海寛先生は長く日中関係の友好活動や研究などに関わってきた方で、1998年、「朝まで生テレビ」ではじめて日中討論を行ったときの中国側組織者でもあります。
さて、多くの日本人にとって天水とは、聞きなれない名前かもしれません。
高海寛先生は、中国日本関係史学会『続新中国に貢献した日本人』(日本僑報社2005)において「古都西安から西へ700キロ、幾重にも連なる山河を超え、天水を経て蘭州に至る列車の旅は、今では快適なものに違いない。しかし、50年前、この辺りは鉄道もなく時おりロバの鈴の音が聞こえるだけの黄土の荒野であった。今では列車が猛スピードで行きかう天蘭線の陰に秘められている日本の友人の汗と貢献を知る人は、まれであろう。」と書かれていますが、西安から蘭州にいたる甘粛省東南部の天水というところに満鉄(南満州鉄道株式会社)の鉄道技術者たち300人(家族を含めると900人)が、移り住み新中国の鉄道建設に貢献していたのでした。彼らは日本に帰国した後、「天水会」という会をつくり日中友好運動の活動をつづけました。
満鉄の中国東北部に残留した技術者たちに関しては、比較的よく知られていますが、(たとえば北京日本人学術交流会でたびたび扱ってきた満鉄中央試験所の技術者たち)天水の日本人鉄道技術者たちについては、一般にはほとんど知られずにきました。
第221回北京日本人学術交流会では、こうした知られざる鉄道技術者とその家族たちの歴史に光を当てます。(より本格的な参考文献としては、堀井弘一郎著『「満洲」から集団連行された鉄道技術者たち』(2015年)を参照。)

貴重な機会となるかと思います。
ご関心のある方の参加を心よりお待ちしています。

参加を希望され方は、5月19日(木曜)深夜までに以下のフォームにお申し込みください。

https://legacy.creativesurvey.com/reply/b61a662c68f53eec6ea9c88d66dc64

どうぞよろしくお願いいたします。

◎第221回北京日本人学術交流会
◎テーマ:「新中国の鉄道建設に貢献した日本人たち―天水における日本人鉄道技術者の活躍と戦後日本における天水会の活動」
◎要旨
西安から蘭州にいたる甘粛省東南部に天水という場所がある。
多くの日本人にとっては、なじみのない名前かもしれない。
私は、中国日本関係史学会『続新中国に貢献した日本人』(日本僑報社2005)において「古都西安から西へ700キロ、幾重にも連なる山河を超え、天水を経て蘭州に至る列車の旅は、今では快適なものに違いない。しかし、50年前、この辺りは鉄道もなく時おりロバの鈴の音が聞こえるだけの黄土の荒野であった。今では列車が猛スピードで行きかう天蘭線の陰に秘められている日本の友人の汗と貢献を知る人は、まれであろう。」と書いたことがある。実は、この場所には、日本の敗戦以降、満鉄(南満州鉄道株式会社)の日本人鉄道技術者たちが、300人近く移住し、新中国の鉄道建設に貢献していた。帰国後、鉄道技術者たちとその家族は、「天水会」をつくり日中友好の活動を続けていた。これらの歴史は、中国東北部に残留した技術者にくらべても一般にはほとんど知られていない。
私が、「天水会」の人々にあったのは、1980年代、日本の中国大使館で仕事をしていた時であった。私がその「天水会」に出会う経緯も含め、天水に移住した鉄道技術者たちのこと、また帰国後につくられた「天水会」の活動などについて私なりに具体的に語りたいと考えている。知られざる日中関係史を考えることによって日中関係を改めて考えていただければ、幸いである。

◎報告者:高海寛氏(中日関係史学会副会長)
プロ―フィール(中国語)
現在71歳 原籍 吉林省
1970年 北京外国語学院日本語卒業(現北京外国語大学)
在中国日本友好協会,从事中日民間交流工作
1985年後、在中国駐日本大使館工作,任二秘、一秘
从事民間与学術交流工作
1990年后,在中国国際友好連絡会工作,歴任理事、副秘書長,
和平与発展研究中心副主任、主任
2004年后,在中国国際友人研究会工作,任副秘書長,
从事対日本民間?交流工作
1984年始,歴任中国中日関係史学会会員、理事、常務理事、副会長
現兼任   中華日本学会常務理事
中日友好在協会理事

◎日時:2016年5月21日(土曜)午後3時開場、午後3時半開始予定、報告後質疑応答などふくめ午後8時には終了の予定。
◎場所:亮馬橋幸福ビルB座中華料理店京味菜の一室(くわしくは参加申し込みしてくださった方にお知らせします。)
◎参加費:運営費、資料代、食事代など
飲み物や中華料理が用意されます。社会人(企業派遣留学生含む):200元、学生100元
◎言語:主に日本語(時に中国語)